テレビドラマや映画でもよく登場する、都心のオアシスとして名高い日比谷公園は明治36年日本初の洋式公園として誕生。時を同じくしてオープンしたのが日比谷松本楼です。明治時代に「パンの会」第一回会合が開かれるなど、流行の最先端であると共に様々な文化人の社交場として、また激動の近代史の舞台にもなりました。創業から100年以上の歴史を持つ老舗洋食店で、今なお愛され続ける「ハイカラ洋食」を味わってみてはいかがですか?
グルメ
2016.07.02
東京都心のオアシスに佇む
森のレストラン、日比谷松本楼
writer : 木舩なお
都会の真ん中なのに避暑地のような佇まい
銀座から徒歩圏内、東京観光の名所でもある日比谷公園。日比谷通りに面した正面入口を入り、公園のシンボルでもある大きな噴水の脇を通り抜けると正面に見えてくる趣きのある建物が日比谷松本楼です。広い公園の木立の中に立つ建物はまるで避暑地のグルメレストランのような佇まいです。
緑の中でいただく食事は格別!
日比谷松本楼は3階建て。1階はカジュアルに洋食を楽しめるグリルレストラン。室内は明るい雰囲気のテーブル席ですが、お天気の良い日は何といっても日比谷公園の緑豊かな自然が楽しめるガーデンテラス席がおすすめです。ペットを連れてのお食事もOK。気持ちの良い爽やかな空間でのお食事は一瞬、都会のど真ん中にいるのを忘れてしまいますよ。
グリル&ガーデンテラスで楽しめる「ハイカラ洋食」
1階の洋食「グリル&ガーデンテラス」では、創業以来変わらず愛され続ける「ハイカラ洋食」をカジュアルに楽しめます。特にお昼間の気持ちの良い空気と共にお食事を楽しめるランチタイムがおすすめ。季節のおすすめ料理と、老舗ながらの洋食メニューも豊富です。明治のハイカラグルメが愛したハイカラビーフカレーはいかがでしょう?
一番人気は「松本楼の選べるビッグプレート」
大人になっても大好きなオムライスと洋食メニューが選べる、グルメにはたまらない一皿です。オムライスと洋食メニューがセットになって、お値段は¥1580(税別)。選べる洋食メニューは3種類、「ハンバーグ デミグラスソース」・「クリーミィ カニコロッケ」・「海老フライ タルタルソース」。どれも人気のメニューで一つを選ぶのがとても難しいくらいのですが、周りのテーブルでは、カニコロッケをオーダーされている方が多かったようです。さらに、オムライスのソースも3種類から選べます。
ティータイムにはパティシエ特製ホームメイドケーキ
銀座でのショッピングの後にデザート目当てに訪れるのもおすすめ。季節のフルーツを使ったシュークリームやプリン、また、フレーバーティーのメニューも豊富にありますよ。
記念日旅行には3階の「ボア・ド・ブローニュ」
3階はガラス越しに青々とした木立を眺めつつ、落ち着いた雰囲気の中、本格的なフランス料理が優雅に味わえます。また、ワインのラインナップも豊富、熟練のソムリエさんがワインの選定のお手伝いをしてくだいますよ。
スマートポイント
- 日比谷公園周辺は、帝国ホテル、皇居のお堀、近代史にも名を連ねる歴史的な建物も立ち並ぶ、東京の顔と言っても過言ではない散策ポイントです。
- テラス席は人気のため混み合います。ランチタイムは予約できないので時間の余裕を持つようにしましょう。予約は17時〜のディナータイムのお食事のみ、一週間前から受け付けています。
- 日比谷駅のほか、霞ヶ関駅からも便利です。JR「有楽町駅」日比谷口からは徒歩10分ほどかかります。
ライターのおすすめ
銀座からも徒歩圏内でショッピング後にランチに訪れたいレストランの一つです。ビルの間に位置する日比谷公園の緑を目出ながら、趣きのあるレストランでのお食事は一時喧騒を忘れる空間です。
木舩なお
東京都出身。ホテル関係の仕事を経て、ヨーロッパの食品輸入商社に勤務し20年たらず。趣味のドライブや旅行、料理を通して楽しい記事をお届けしたいと思います。
INFORMATION
スポット名 | 日比谷松本楼1F 洋食 グリル&ガーデンテラス |
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住所 | 東京都千代田区日比谷公園1-2 |
ジャンル | 洋食 |
電話番号 | 03-3503-1451 |
料金 | ハイカラビーフカレー 880円〜 |
営業時間 | 1F 10時〜21時(20時30分ラストオーダー) |
定休日 | 年末年始 |
備考 | アクセス:東京メトロ千代田線、日比谷線、都営三田線 「日比谷駅」A14出口から徒歩2分 東京メトロ日比谷線・丸ノ内線「霞ヶ関駅」B2口から徒歩2分 HP : http://www.matsumotoro.co.jp/ |