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観光観光

2019.12.24

江戸から明治の変遷が楽しめる!
文教の街・湯島

writer : のもとみほ

文教の町
湯島には、学問の神様を祀る「湯島天神」「日本学校教育発祥の地」とされる「湯島聖堂」といった、学問にゆかりのあるスポットの多いエリアです。そのためか、付近には東京医科歯科大や、順天堂大、少し離れて東京大学などが点在しています。
そんな湯島は江戸の人を支えた明神様・天神様を擁する江戸情緒が味わえる下町エリア、と思いきや、同時に美しい洋館が楽しめる街でもありました!

千代田線湯島駅から旧岩崎邸庭園へ向かってスタート

今回は、旧岩崎邸庭園をふりだしに、ニコライ堂までを南下していくコースでご案内します。
「旧岩崎邸庭園」は都市文化財9庭園のひとつ。三菱創設者の岩崎家の本邸として明治29年に建設されました。洋館を設計したのは鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドル。様々な建築様式を用い、併置の和館とも巧みに調和したこの洋館は世界の住宅史においても稀有な存在です。
一方、かつて広大だった和館は今は大広間の1棟だけですが、日本の職人技を存分に味わえる美しい建物。こだわりの庭も、日本らしい美しさです。
旧岩崎邸

江戸を代表する天神様!

岩崎邸からすぐ、江戸情緒が残る天神様こと「湯島天満宮」は学問の神・菅原道真公を祀り、受験生が訪れる定番スポット。東京の梅の名所としても有名で、江戸時代から親しまれてきました。
syaden

江戸を代表する明神様!

天神様から5分ほど南下していくと、≪江戸総鎮守≫「神田明神」にたどり着きます。
徳川家康が関ヶ原の戦いの戦勝を祈願したことでも有名。昨今アニメとのコラボレーションも話題となりました。入口すぐ脇にある天野屋の甘酒も江戸から続く名物です。神田明神を参詣しながら、江戸庶民の味・甘酒を口にすれば、江戸情緒が味わえるかもしれません。
赤い社殿

御茶ノ水駅からすぐ!の聖堂2選

「湯島聖堂」に行くには神田明神正面からすぐに案内が見つかります。
湯島聖堂は江戸時代に建てられ「日本学校教育発祥の地」とされています。元々は孔子を祀る廟で、のちにここに教科書にも出てくる「昌平坂学問所」が置かれました。
さすが幕府直轄の為か、黒塗りが素晴らしい大成殿をはじめ、かなり立派な彫像が目を引きます。また敷地内の孔子の像は世界最大なんだそう!
大成殿正面

同じ聖堂でもがらっと趣が変わるのにびっくり

湯島聖堂から聖橋を渡ると、ビルの間に突如として美しい緑のドームが目に入ります。旧岩崎邸と同じくコンドルの設計した「ニコライ堂」と呼ばれるこの聖堂の正式名称は「東京復活大聖堂」。日本有数のビザンチン様式に、「ここは東京か?!」と疑ってしまいます。
午後1時~4時は一般拝観で聖堂内の一部に入ることができます。堂内は外の白・緑2色のシンプルな美しさに対して、荘厳で神聖な色彩と美しさです。
ニコライ堂
湯島聖堂、ニコライ堂とも、関東大震災で被災し再建されたものですが、美しい姿が長年愛されてきたゆえの復興であると思います。

※こちらは、公開日が2016年6月28日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • 今回のスポットはほとんど1本の通り沿いに配置されており、一番離れた旧岩崎邸庭園からニコライ堂までは徒歩で20分ほどの距離。坂は多いのですが、あまり迷わずにまわれます。
  • 岩崎邸には「国立近現代建築資料館」(庭園入場者無料)、湯島天満宮には宝物殿(入館料大人500円)、神田明神には「神田明神資料館」(入館料大人300円)と、それぞれ敷地内にプラスアルファで楽しめる施設がついています。
  • 旧岩崎邸庭園では是非ボランティアガイドさんに案内してもらいましょう。1時間ほどかけて隅の隅まで丁寧に説明してくれます。毎月2回定員制の特別ガイドコースもありますので、日付が合えば是非チャレンジ!

ライターのおすすめ

建築好きとしては、コンドルの洋館は垂涎ものです!が、建築に詳しくない方もおしゃれな洋館は一見の価値あり。日本で見る洋館は、西洋本場で見るものとはまた違い、「和洋折衷」が見られるのが面白いところです。

のもとみほ

休日にたまにふらりと一人旅に出て、その先で街の文化に触れるのが好き。
飲食店勤務が長いので、ちょっとそこもうるさいです。最近は和物に興味が強く、お茶や着物に食指が動きます。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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