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観光観光

2017.11.12

横浜の歴史を感じる名所
港の見える丘公園

writer : 藤村秀樹

ベイエリアからの眺め
横浜観光で公園といえば「山下公園」を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、そのすぐ近くに広大な敷地を誇る「港の見える丘公園」があるのをご存知ですか。その名の通り、港を一望できる展望台があり、歴史を感じる洋館や記念館、バラが咲き誇るイングリッシュローズの庭など見どころいっぱい。そんな、ベイエリアの隠れた名所ともいえる「港の見える丘公園」、さらに周辺の山手エリアにあるおしゃれなカフェをご紹介します♪

横浜の歴史を感じるなら、すべてを見て欲しい

公園内の最大の見どころは展望台。でも、せっかく行くなら端から端まですべてを見て回りましょう。最寄りは、みなとみらい線の「元町・中華街駅」。中華街とは逆の元町方面改札口を出てくださいね。5番出口を右に少し歩くと、公園の入り口が見えますよ。「真っ先に展望台に行きたい!」という方は6番出口が近道になりますが、今回は“端から端まで”ということで、5番出口からスタートします。
5番出口
公園の階段を上ると、まず現れるのが「フランス山地区」。幕末から明治にかけてフランス軍が駐屯していたことから、今でもフランス山と呼ばれて親しまれています。木々が生い茂るエリアにはいくつかの史跡があり、それぞれの解説文を読むと国際都市・横浜の歴史を垣間見ることができます。
フランス山地区
旧フランス領事官邸遺構。風車はフランス国旗にちなみ、トリコロール(青・白・赤)に塗り分けられています。

展望台で横浜が誇る絶景を堪能

フランス山の次はいよいよ展望台エリア。横浜ベイブリッジを望む景色はまさに絶景です。天気が良いお昼間なら、心地よい風と共にひとり旅でもゆったりとした時間を過ごせます。カップルで行くならやっぱり夜。光輝く横浜の夜景が、いっそうムードを高めてくれますよ。
横浜の夜景

美しく咲き誇るバラにうっとり!

フランス軍だけでなく、イギリス軍も駐屯したこの場所。イギリス地区と呼ばれるエリアには、風格漂う「横浜市イギリス館」があります。1937年に建てられたこの歴史的建造物は、2Fの展示室と復元された寝室が一般公開されています。2Fの広い窓からは、お庭や港を一望できますよ。
イギリス館
イギリス館寝室

横浜市イギリス館:045-623-7812

横浜市イギリス館の周辺にあるのが「イングリッシュローズの庭」。1989年に「市の花」に制定されたバラ。さらに、バラはイギリスの国花でもあるんです。「イングリッシュローズの庭」以外にも「香りの庭」、「バラとカスケードの庭」と、いたるところに咲き誇るバラは約330種。見頃は5月中旬から6月中旬と、10月中旬から11月上旬。特に、バラの香りが降り注ぐ中を散策できる「香りの庭」は、ぜひ体感して欲しいエリアです。
香りの庭

香りの庭

バラとカスケードの庭

バラとカスケードの庭

横浜ゆかりの作家・大佛次郎のすべてがここに

香りの庭を抜けると、赤レンガの外観が印象的な「大佛次郎記念館」があります。「パリ燃ゆ」、「赤穂浪士」などの代表作で知られる大佛次郎の業績と生涯を見ることができる記念館。図書や雑誌、特別資料を含めると総計約70,000点にも上る収蔵品が。さまざまなイベントが開催されているので、ぜひHPをチェックしてくださいね。
大佛次郎記念館:045-622-5002 ※観覧時間・観覧料はHPをご確認ください
赤レンガの建物
たくさんの資料
こちらは「山手111番館」。スパニッシュスタイルの洋館がとってもおしゃれ。ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶室として利用されています。尚、2018年1月から3月末まで改修工事のため休館しています。
山手111番館

山手111番館:045-623-2957

公園を一通り堪能したら、展望台エリアの出口から右手に交番を見てまっすぐ進みましょう。しばらく歩くと突き当りに「横浜外国人墓地」が現れます。
外国人墓地
そこを道なりに左方向へ進むと、山手エリアの古き良き洋館を数多く見ることができます。
異国情緒あふれる上品な空気を感じてくださいね。
山手資料館

山手資料館

山手234番館

山手234番館

歴史的建造物で楽しむアフターヌーンティー「えの木てい」

山手234番館のお隣にあるのが「えの木てい」。1927年に建築された英国式洋館で、1Fとお庭のテラスで優雅にアフターヌーンティーを楽しめます。店内は、暖炉やアンティーク家具があり雰囲気たっぷり。そこに居るだけで時間を忘れてしまいそう。2Fはスィートブティック。看板商品の「チェリーサンド」は1個から購入できるので、こちらでお買い物をして港の見える丘公園で絶景を眺めながら…というのも一つの楽しみ方。もちろん、ケーキセットや軽食メニューも豊富なので、歴史ある洋館でゆったりティータイムを過ごすのもおすすめですよ♪
えの木てい
クラシックなレジ
1Fにあるなんともクラシックなレジ。実際に使われています。お会計の際には注目!
ティールームの暖炉
1Fのティールーム。右側には暖炉が。
チェりーサンド
大人気の「チェリーサンド」249円(税込)/1個
2階の個室
2Fには個室が。なんとも優雅です。

スマートポイント

  • 「港の見える丘公園」の香りの庭などには、一つひとつのバラに説明文が添えられています。これを見ると、どんな由来があるのか分かります。
  • 「港の見える丘公園」は、大佛次郎記念館の先「霧笛橋」を渡ると国内屈指の文学館「県立神奈川近代文学館」があります。
  • 「えの木てい」ではチェリーサンド以外にも、薔薇の形をしたマドレーヌ「薔薇のラブレター」など、2Fのスィートブティックにはたくさんの品揃えが。そのどれもがオンラインショップでも購入可能です。
    HP : http://www.enokitei.co.jp/

ライターのおすすめ

「港の見える丘公園の展望台」、「えの木てい」、どちらもバス停が目の前にあります。でも、坂を上ったり下ったり、横浜らしい街並みを味わいながら、歩いて洋館巡りをするのがおすすめ。山手エリアは見どころいっぱいですよ♪

藤村秀樹

エンタメ系フリーペーパーを経て、ライターへ。旅・グルメ・エンタメ、そしてお酒をこよなく愛する、中年独身ライターです。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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