都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)A3、A4出口より徒歩1分。「東京都江戸東京博物館」通称「江戸東京博物館」あるいは「江戸博」は、江戸東京の歴史と文化、未来を考える博物館として1993年にオープンしました。ユニークな外観は、高床式の倉をイメージしたもの。1Fの特別展と5F~6Fの常設展、7Fの図書室に分かれ、ミュージアムショップやレストランを併設。一番の魅力は、綿密に調査、研究された上で復元された江戸東京の実物大模型や縮尺模型の数々。その時代に暮らす人々の生活を楽しみながら学べる、東京の観光スポットとなっています。
江戸っ子の「粋」まで伝わる模型!
歴史と文化を継承する方法は色々ありますが、ここ「江戸東京博物館」の模型は、細部にいたるまで緻密に造られており、当時の様子がよくわかります。5、6Fの常設展示は吹き抜けで、6Fから入場するとすぐに「日本橋」の実物大模型が登場。橋の先には江戸の町人地、大名屋敷など町割りの様子が縮尺模型で復元されています。明治、大正、昭和と展示は続き、それぞれの時代にタイムスリップしたような気になります。所要時間は2時間程度のようですが、もっとかかるかもしれません。
NHK大河ドラマと連動する特別展
「江戸東京博物館」の特別展は、年5回程度開催されます。その中にはNHK大河ドラマと連動し、主人公やその時代の背景にせまった特別展もあります。過去には、2014年「軍師官兵衛」、2015年「花燃ゆ」、2016年「真田丸」と毎年開催され、ゆかりの品や貴重な歴史資料が展示されました。深く背景を知ることで、ドラマの見方も変わってくるという相乗効果があります。「江戸東京博物館」の人気企画のひとつとして注目を浴びています。
お休み処も江戸テイスト
「江戸東京博物館」らしくレストランでも、7F「和食処 桜茶寮」では、江戸レシピを現代風にアレンジした食事や甘味、1F「両国茶ら良」は季節のうどん等がメニューになっています。とは言え、カジュアルなイタリアンレストランも1Fにあるので、その日の気分で選べます。また、ミュージアムショップも和食器や手ぬぐいなど、和テイストのアイテムが揃っています。分館の「江戸東京たてもの園」の書籍「新 江戸東京たてもの園物語」(スタジオジブリ制作)も「江戸東京博物館」で販売されているので、要チェック!